廃墟からの祈り


高島 裕

無知と伝統を切断し、荒廃した精神が蔓延する時代に、生命の豊かさ、美しさを伝える、詩歌への祈りに満ちた、著者初の魂の文章集。

◎定価1800円 ◎四六判上製 ◎130頁 ◎2010年2月発行
 
 
約束


河野洋子

いくつもの季節を遙かに越えて、〈私〉はまた遠い約束をしてしまう。まだ間に合うだろうか。それとも、もう、間に合わないだろうか‥‥。

豊熟の第二歌集。

◎定価2200円 ◎四六判上製 ◎178頁 ◎2009年12月発行
 
 


 
私は言葉だった
初期山中智恵子論


江田浩司

短歌詩型が本質的に抱え持つ可能性/不可能性を極限まで追求し、永劫に変革を続ける[山中智恵子]──、その驚異の構造的/詩的達成の根源をあざやかに照射した新評論!
◎定価2200円+税 ◎四六判上製 ◎188頁 ◎2009年10月発行
 
 
或る晴れた日に


秋山律子

境界は見えぬがふいに百年の夕闇下りて草匂いたつ

木の椅子は孤島であればからだごと打ち上げられて眠ってしまう

深々と身奥に蓄積された歳月が、時間を越え、境界をなくして、不可思議な揺らぎとなって表出された、恩寵の第四歌集。

◎定価2600円 ◎A5判上製 ◎254頁 ◎2009年8月発行
 
 
 


西村澄子

佐伯裕子氏「敏感に社会を見つめ、反応していく眼差しは、「閉ざされた老い」のものではない。『花』は、閉塞しがちな老齢社会の現代に、一身を通して、「開かれた老い」をうたい続けようとした歌集である。わたしは、その、またとない老いの宴の一冊を、ともに喜び、送り出したい。」

◎定価2400円 ◎A5判上製 ◎244頁 ◎2009年7月発行
 
 
医局の庭


菊野恒明

岡井隆氏「たんたんと描かれているだけに、その自画像には悽愴の気さへ漂ふ。のぼり坂がそのまま下り坂であるやうな不思議なカフカ的心象風景も出現する。『北の医局』に続く第二歌集。どうか一気に読み、さらに一首一首噛むやうに味はつて下さい。」

◎定価2400円 ◎A5判上製 ◎212頁 ◎2009年5月発行